カシューナッツのコンポーネントAna o 3に関する報告まとめ

アレルギー
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カシューナッツのコンポーネントAna o 3に関する報告まとめ

2018年11月20日より保険適応となっています

抄録ベースなのであくまで参考程度でお願いします

 




「カシューナッツアレルギー(CA)診断におけるアレルゲンコンポーネントAna o 3特異的IgE検査の有用性」

国立病院機構相模原病院臨床研究センター(日本アレルギー学会2019年)

対象 カシューナッツの即時型症状の既往または感作陽性の126明

年齢 中央値 6歳

結果 46例(40%)がCAであった

25%にピーナッツアレルギー

29%にカシューナッツ以外のナッツアレルギー

ROC解析 AUC カシューナッツ 0.808 Ana o 3 0.945

Ana o 3の95%陽性予測値は3UA/mlで感度65% 特異度97%

 

あいち小児保健医療総合センター(日本アレルギー学会2019年)

方法 2016年2月〜2018年11月 カシューナッツsIgE陽性 20人 CA10人感作10人

結果 カシューナッツsIgE 3.8/3.31UA/ml(p<0.01) Ana o 3 1.58/0.34UA/ml(p<0.01)

Ana o 3:cutoff 0.35UA/ml 感度70% 特異度 90% 陽性的中率 87.5%

ROC  AUC カシューナッツ/Ana o 3 0.57/0.78

 

大阪はびきの医療センター(小児アレルギー学会2019年)

方法 期間 2018年の1年間 対象 47例

結果 既往あり 7例 既往なし 3例 未摂取 31例 保留または不明6例

アレルギーありVSなし

CA sIgE (中央値) 1.24 vs 0.47 p=0.002

Ana o 3 sIgE 0.98 vs 0.01 p=0.001

 

随時更新して行く予定です

とりあえず当科でのデータも後ろ向きに検討して行く予定です

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