「7つの習慣」というおすすめ本を読んだので内容をレビューします

レビュー
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今の状況を打破したくて自己啓発本を読んだけど結局変わらない
確かにいいことは書いてあるけど長続きしないんだよね
意識高い系の人が読む本で自分には関係ないかな

そんな風に考えていませんか?

私もこれまで10冊程度読みましたが

残念ながら何かを学び

今も続けているものは何1つありません

自己啓発本を買った!!(勝った瞬間がモチベーションのpeak)

 

 

むっちゃいいこと書いてあった(数日は感化される)

 

 

この本読んだことあるけど何か変わった?(結局いつもの日常に戻る)

 

 

私の思考回路は

成功者の本を買う
→成功者に印税が入る
→さらに成功者が成功する
→しょせん自分は成功者の歯車の一部に過ぎない

と自己啓発本に関して否定的に考えるようになりました

これだけ否定的な私が

今回「7つの習慣」を読んだきっかけは

YouTuberとしても成功されている

起業家の両学長(@freelife_blog)さん

トップブロガーのまなぶ(@manabubannai)さん

YouTube大学の中田敦彦さんの

おすすめ書籍で共通して紹介されており

さらにある方の発言を引用させていただくと

「自己啓発本は300冊読んで1冊でも自分の人生に影響を与えたら良い」

私は10冊程度しか読んでいなかったので

否定するには早いと考えました

そして成功している方々が

口々に良いとお勧めしているのであれば

読んでみる価値はあると考えました

結論から言うと

本当に読んでよかったです

すでに家族や知り合いには勧めました

「7つの習慣」を読むメリット
✔︎
自分の行動がなぜうまくいかないのか理由がわかります
✔︎周りの意見や環境に流されなくなります
✔︎全ての物事に対する根本的な考え方が変わります
✔︎仕事、プライベート、家族など全てに応用できます
✔︎自分の中で本当に大切な価値観がわかります

(2020年9月16日追記)

早いもので「7つの習慣」を読み終わってから1ヶ月が過ぎました

実際に起こった私の変化を追記させていただきます

1ヶ月前の自分
✔︎朝ギリギリ(8時前)まで寝て職場にギリギリ着く
(朝が弱いタイプだからと意味のわからない言い訳を平気で周りに言う)
✔︎週1時間未満の運動
✔︎土日はアラームをかけずに昼まで睡眠
現在の自分
✔︎朝7時に起床し食器洗い(妻の信頼口座への貯金)
✔︎車通勤をやめて自転車通勤(第2の領域)
✔︎週末に30分ずつジョギング(1週間で運動3時間30分)
✔︎土日も朝早く起きて副業の勉強(第2の領域)
1ヶ月後の自分への宿題
✔︎個人のミッション・ステートメントの作成




「7つの習慣」というおすすめ本を読んだので内容をレビューします

はじめに

全体を通して本文はやや難解なこと(哲学的)が書かれていますが

それぞれ具体的な例をいくつも提示してくれるので

「なるほどそういうことか」と落とし込むことが出来ます

作者のコビーさんはアメリカ建国から200年間の自己啓発本を調査し

第一世界大戦前後で自己啓発本の中身が変わったことを発見

前150年で重要視されていたことは

謙虚であれ
誠実であれ
勇気を持て

など

人間の内面にある人格的なことが主体でした(人格主義)

この考え方は即効性はありませんが長期的に持続します

一方で近年重要視されている考えは

テクニック、スキルなどにより

人間関係を円滑にすることで成功するという考えです(個性主義)

この考え方は確かに即効性はあるものの短期的です

つまり今の自己啓発本は応急処置をしているだけで

根本的な解決策ではないということです

自分が自己啓発本を読んでまさに実感していたため非常に納得しました

人格主義:即効性はないが持続的(7つの習慣)
個性主義:即効性はあるが短期的(世にあふれている啓発本)

そして今の自己啓発本は「自立」を目標に掲げているものが多いですが

この本ではもう一段階先があると書かれています

それは「相互依存」です

赤ちゃんの時は誰かに「依存」しないと生きてけません

そして大人になるにつれみな「自立」していくのです

そしてその先に「相互依存」が存在し

お互いが協力することでさらなる成果が達成できます

依存→自立(啓発本の目標)→相互依存(7つの習慣の目標)
ここから7つの習慣を説明していきます

1-3の習慣は私的成功(自立:自分の成功)

4-6の習慣は公的成功(相互依存:みんなの成功)

7の習慣は1-6を磨き続ける習慣について書いています

公的成功には私的成功が必須です

楽にショートカットすることはできません

一夜漬けで勉強した内容を今覚えていますか?

厳しい道のりですが1から順に習慣を身に付ける必要があります

そのかわりそのゴールには必ず人生の成功があります

私はようやく正しいゴールに向かって歩み始めたばかりです

第1の習慣 主体的である

いつも誰かのせいにしていませんか?

「あいつさえいなければ自分が出世できたのに」

「あの子さえいなければ付き合えたのに」

「時間さえあれば筋トレできたのに」

まずはこの習慣を見直す必要があります

全て誰かのせいではなく自己責任なのです

ここでいう責任とはなんでしょうか

責任は英語で「responsibility」といいます

「response」は反応「ability」は能力という意味です

この二つがくっついて責任という言葉になっています

つまり「反応することを選択できる」ということです

天気が悪いから気分が乗らない

天気が良いから気分が良いなど

自分の中で無意識のうちに天気に対して気分が乗らない

気分が良いと反応を選択しているのです

✔︎主体的である=反応を自分で選択することが重要

動物は受けた刺激に対して反応することしかできません

主体的でなく他人のせいにする人(反応人間)は

無意識に傷つくということを選択しているのです

つまり動物と一緒です

人間に生まれたからには主体的に反応を選択することが必要です

でも中々難しいですよね

主体的になるためには

ここでコビー先生が一つ方法を教えてくれます

✔︎関心の外のことは放っておく
✔︎関心の中の影響を及ぼせることにフォーカスする
世の中の出来事は3つにわけられます
✔︎関心のないこと
✔︎関心のあること
✔︎関心のあることのうち自分が影響を及ぼすことができること
関心はあるが自分が影響を及ぼすことができないことは
「他者の弱み」や「周りの環境の問題点」がそれにあたります
人のせい(世の中が悪いのは総理のせいだ)にしたり
被害者意識が強くなってしまい反応人間になってしまいます
主体的であるということは
自分の関心のある中で自分が影響を及ぼせることに力を注ぐことです
そうすれば影響の輪は内側から外側に向かって大きくなっていきます
ある場面を想定すると
赤の他人に「ムカつく」と言われても関心の外のことなので放っておく
親友に「ムカつく」と言われたら反応的にイラッとするのではなく
自分が何か気分を害することを相手にしてしまったのではないかと
考える選択肢が生まれるわけです
✔︎主体的である=影響の輪の中の問題に力を注ぐこと

第2の習慣 終わりを思い描く

この章の冒頭を読んでこの本を最後まで読み切ろうと決意しました

みなさん「終わりを思い描きなさい」と言われたら

なにを思い描きますか?

「大学受験に合格する」とか「起業して成功する」とか

考える人が多いと思います

実は終わりを思い描くとはそういう次元ではないんです

冒頭でこんな文章が書いてあります

「このページと次のページは邪魔が入らず一人になれる場所で

静かに読んで欲しい」

是非みなさんも次のシチュエーションを真剣に考えてください

大切な人の葬儀に参列する場面を思い浮かべてください
故人の友人や家族が集まって別れの悲しみや
故人と知り合いであったことの喜びをかみしめています
あなたは会場の前方に進んでいき棺の中をみました
するとそこにいたのは「あなた」でした
あなたは集まった友人や家族にどんな弔辞を読んでもらいたいですか?

「彼はやり手の営業マンだったね」

「彼女はいい車を乗り回していたね」

嫌ですよね

私は感謝の言葉をかけられたいと感じました

「あなたのおかげでいい家族になることができた」

「あなたのもとで仕事をしてよかった」

「あなたのおかげで成長できた」

この読まれたい弔辞こそあなたにとって一番価値があることなのです

多少人により思い浮かべた価値は異なると思いますが

人間の内面にある人格的なことだと思います

さぁみなさん終わりを思い描きましたね?

それでは次に何をすればよいのでしょうか

ミッション・ステートメント

ミッション・ステートメントとは信条あるいは理念を表明したものです

その中でも個人のミッション・ステートメントつまり

「個人の憲法を作成することが大事」

数カ月かけてよいので個人の憲法を作成し実行することが大切です

例えば

「どんなことがあっても正直でいよう」

「お世話になった人達の恩を忘れずにいよう」

「他人の忠告に素直に耳を傾けよう」

など

これをじっくり練り上げることが大切です

そして個人の憲法だけでなく

家庭の憲法、会社の憲法を作ることが重要です

憲法を作る中で2つ注意点があります

✔︎当事者として憲法作りに参加する
✔︎憲法における中心は原則を中心に考える

他人が作った憲法を渡され実行しようとしても必ずうまくいきません

そして憲法における中心が原則であるということです

あなたの中心は配偶者になっていませんか?

家族、お金、仕事、所有物、娯楽、友人、敵、教会、自分になっていませんか?

原則を中心に行動する

 

なにを中心に考えているかで行動がどう変わるか

非常に例文がわかりやすかったので引用させていただきます

あなたは今夜、奥さんとコンサートに行く約束をしていました。奥さんも非常に楽しみにしています。
仕事も終わり帰る支度をしている時に、突然あなたは上司に呼ばれました。明日の朝9時から大切な会議があるから残業して資料を作成して欲しいと頼まれました。

【配偶者中心の場合】

真っ先に考えるのは奥さんのことだ。奥さんを喜ばせるために残業を断ってコンサートに行くかもしれない。あるいは、業務命令だから仕方がないとしぶしぶ残業するが、奥さんが怒っているのではないか、家に帰ったらなんと言って便界仕様科、奥さんの落胆や怒りをどうやって鎮めようか気が気ではない。

【お金中心の場合】

残業代はいくらになるだろうかとか、残業したら昇給査定で有利になるかもしれないな、などと考えるだろう。奥さんに電話して、今夜は残業になったと事務的に伝えるだけだ。収入の方が大事なことぐらい妻もわかっているだろう、そう踏んでいるのだ。

【仕事中心の場合】

この残業命令をチャンスにとらえるに違いない。仕事のことがもっと学べるとおもうだろう。上司の受けも良くなって、昇進にプラスになるはずだと張り切る。突然の残業命令を嫌な顔一つせずに受けるのだから、自分で自分を褒めたいぐらいだ、妻だって仕事熱心な私を誇りにおもうはずだ、そんなことを考えるかもしれない。

【所有物中心の場合】

残業代で何を買おうかと考えることだろう。あるいは、残業したら職場での自分の評価があがるだろうなど、ほくそ笑むかもしれない。明日の朝になったら、崇高な自己犠牲精神が同僚たちの話題になるだろう・・・と。

【娯楽中心の場合】

残業した方がいいのではないかと奥さんに言われても、あなたは残業なんかせずにコンサートに行くだろう。夜まで仕事することはない。あなたにとって夜は遊ぶためにあるのだ。

【友人中心の場合】

コンサートに友人も誘っていたかどうかで対応は違ってくる。あるいは職場の友人も一緒に残業するかどうかを確かめてから、どうするか決めるだろう。

【敵中心の場合】

会社では俺が一番のやり手だと言ってはばからない人物に差をつける絶好のチャンスとみるだろう。ライバルが遊んでいる間に、あなたは奴隷のようにせっせと働いて、自分の仕事ばかりか彼の仕事まで片付ける。あなたは会社のために楽しみを犠牲にし、ライバルの彼は会社の事などまるで考えずに楽しんでいる、そんな構図をつくるわけである。

【教会中心の場合】

他の信者がそのコンサートに行くかどうか、職場に同じ教会の会員がいるかどうか、コンサートの内容に影響を受けるかもしれない。その日のコンサートの演目がヘンデルのメサイアであるならロックよりも高尚だから、残業せずに行った方が自分のイメージには良いと判断するかもしれない。あなたが考える良い教会のメンバーが、残業を「奉仕」ととらえるか「物質的な富の追求」ととらえるかによって、判断は異なるだろう。

【自己中心の場合】

どうするのが自分によって一番得か考える。残業せずにコンサートに行くのがいいのか、上司の点数を少しでも稼いでおいた方がいいのか。この二つの選択肢のそれぞれが自分にどう影響するかが、あなたの関心の的になる。

【原則中心の場合】

その場の感情のように、あなたに影響する様々な要因から一歩離れ、いくつかの選択肢を客観的に検討するだろう。仕事上のニーズ、家族のニーズ、その状況にかかわっている他のニーズ、様々な代替案の可能性、全てを考えあわせ、全体をバランスよく眺めて最善の解決策を見出す努力をする。自分が一番良いと思うことを主体的に選択するのである。意識的に様々な要素を考慮したうえで、意識的に決断を下すのだ。そして、長期的な結果を予測できる原則に従って決めるのだから、自分の決断はもっとも効果的だと確信できる。さらにあなたが選択したことは、人生においてもっとも大切にしている価値観をさらに深める利点もある。また、相互依存の人間関係の中で培ってきた強いネットワークにおいて、奥さんや上司とコミュニケーションをとることができる。あなたは自立した人間なのだから、相互依存の関係も効果的に生かせる。誰かに頼めることは頼み、明日の朝早く出社して残りを仕上げることだってできるだろう。最後に、あなたは自分の決断に納得している。どちらを選んだとしても、そのことに意識を集中し満足できるはずだ。

中心が異なればこんなにも見え方が違ってくるのです

わからなくなったら弔辞の場面を思い浮かべ

自分の中の大事な価値観を認識して行動すればよいのです

✔︎終わりを描き自分にとって一番大事な価値観を確認する
✔︎その価値観に向かって原則中心に物事を考える

第3の習慣 最優先事項を優先する

第2の習慣でゴールを思い浮かべました

あとはそのゴールに向かっていくだけです

第3の習慣はゴールまでの時間の使い方に関してです

時間管理の4つのレベル

時間管理にはなんと4つのレベルがあります

レベル1 チェックリスト
レベル2 カレンダー
レベル3 カレンダーに優先順位をつける
レベル4 優先事項がなにかを考える

私は情けないことにレベル0でした・・・

【チェックリスト】

時間と労力を必要とする多くの物事を確認し

忘れずにいるための工夫です

【カレンダー】

先程のチェックリストにいつやるかという時間軸が追加されています

【カレンダーに優先順位をつける】

同日の3つの用件が重なった時にどれから優先して片付けるかという優先順位が追加されています

【優先事項がなにかを考える】

実はこれがこの章のkeyです

私たちの行動は次の4つに分けられます

第1の領域は緊急かつ重要

第2の領域は緊急ではないけど重要

第3の領域は緊急であるが重要

第4の領域は緊急でもなく重要でもない

私たちは時間を第1の領域に90%第4の領域に10%に使っているそうです

仕事に追われ帰ってダラダラYouTubeを見て寝るの繰り返し

自分を含めた周りの人で

「今年こそ英会話ができるようになりたいな」

「◯◯の資格をとるんだ」

「体調管理のために毎日筋トレするんだ」

と何年たっても同じことを言っている人を見かけませんか

私もそうです

ただ人生において一番大事な優先事項は第2の領域に他ならないのです

第2の習慣を思い出してください

第1の領域ばかり頑張っても弔辞で言われる言葉は

「あなたはきちんと納期を守る人でしたね」

悲しいですね・・・

「そんなこと言っても第2の領域に使う時間がない」と思うでしょう

第1の習慣を思い出してください

時間のせいにしていませんか?

まずは第2の領域を中心に1週間の計画を立てましょう

そして空いているところに他の行動を割り当てていきます

第2領域をセルフ・マネージメントする

それでは具体的にどのうようにすればよいのでしょうか

まずはあなたの役割を書き出してみてください

私の場合で例えるなら

1 個人

2 配偶者(妻に対する立場)

3 子(実家の両親に対しての立場)

4 管理職(病院での立場)

この4つに関して1週間で達成したい重要な成果を

1つか2つ考え書き込みましょう

できれば2の習慣で決めた

ミッション・ステートメントに結びつくような成果を考えましょう

ミッション・ステートメントがまだできていない人は

毎週1つ2つ達成したい成果を考えながら

逆にミッション・ステートメントを少しずつ完成させていきましょう

1 英会話を週に3時間は行う

2 今後の家庭における憲法を2人で話し合う

3 コロナで実家に帰省できないし電話で近況を確認したい

3 研修医の指導を振り返る

みたいな感じです

1週間の計画を立てても空いている時間に入りきらない

第1領域がたくさん生じる可能性があります

全て自分で完結させようとしていませんか?

人に任せることも重要です

そして大事なことはこの任せ方も2種類あるということです

デリゲーション(任せ方)

「あの人は人の使い方がうまいな」と感じる人が周りにいませんか?

逆に

「人に頼むと余計時間がかかるから自分でやったほうがよい」と

あなたは考えていませんか

ここでは2種類のデリゲーションをお伝えします

使い走りのデリゲーション

「あれをやれ、ここはこうだ、終わったら私を呼べ」

これが使い走りのデリゲーションです

これは任せているとは言えません

全面的なデリゲーション

それでは良いデリゲーションとはなんでしょうか

手段ではなく結果を重視する任せ方です

手段は自由に選択させ結果に責任を持たせるのです

初めは時間がかかりますが、その時間は決して無駄になりません

成果を出す能力(部下の能力)が育ち成果が大きくなります

どうすればそのようなデリゲーションができるかというと

次の5つを明確にすることが大事です

✔︎望む成果
✔︎ガイドライン
✔︎リソース
✔︎アカウンタビリティー
✔︎評価の結果

1つずつみていきましょう

【望む結果】

何を達成しなければならないのかお互いにはっきりと理解することです

手段ではなく結果について時間をかけて納得するまで話し合いましょう

相手がその成果を明確にイメージできるよう具体的な文章で表現し

いつまでに成し遂げる必要があるのか機嫌も決めましょう

【ガイドライン】

守るべき基準やルールがあれば明確にしておきましょう

その基準やルールはなるべく少ない方が良いです

目的を達成するために何をしてもいいと誤解させてしまうと

長年の決まり事まで破ってしまうかもしれません

そうなると相手は「じゃあ指示通りに動きます」と

使い走りマインドになってしまいます

失敗する可能性が高いところがわかっているなら最初に教えましょう

どこでつまづきやすいかなど率直に全部話しましょう

✔︎失敗しそうなことを「してはいけない」と指摘
✔︎すべきことを指示するのは控える
リソース
結果を達成するために使える人員、資金、技術、組織を明確にしましょう

アカウンタビリティー

成果を評価する基準を定め
仕事の進捗の報告を求める時期、評価を行う時期を具体的に決めておきましょう

評価の結果

評価の結果として良いことも悪いことも具体的に話しておきましょう

金銭的、精神的報酬が期待できるのか

成功したら昇給のチャンス、失敗したらそのチャンスはなしなど

 

これまでの3つの習慣を身に付けることで私的成功を達成できます

それでは公的成功にむけて残りの習慣を見てみましょう

第4の習慣 Win-Winを考える

大事なのでもう一度いいますが

4以降の習慣の前に1−3までの習慣を身に付けることが必須です

しかし、4以降の習慣を学ぶことは非常にためになります

そのためこのまま全ての習慣をみていきましょう

Win-Winを考える時にそれ以外も考えなくてはいけません

このように4つに分けられます

Lose-Lose

そんなものあるはずがないと思うかもしれませんが

上にも書いた通り復讐や泥沼離婚がいい例です

自分も不幸ならみんな不幸になればよいという考えたかたです

Win-Win

お互いの利益になる結果を見つけようとする考え方です

人生を競争の場と考えず協力の場として捉えます

勝ち負けの2者択一ではなく

全員が勝者になれる第3の案の存在を信じることです

あなたのやり方でも私のやり方でもない、もっと良い方法を探すのです

Lose-Win

私はいいのでどうぞの精神です

いっけん良いように見えますが

ギャンブル依存の夫のために身を粉にして働くようなものです

自分の気持ちや信念をはっきり言う勇気がなく

相手の我の強さにすぐ萎縮してしまっているのです

Win-Loseの格好の餌食となってしまいます

Win-Lose

いわゆる競争社会における根本的な考えです

相手を打ち負かせて従わせる権威主義的なアプローチです

本当に食うか食われるかの事態であればWin-Winを目指そうと

呑気なことを言っていられませんが、人生の大半は競争ではありません

子供、同僚、隣人、友人たちといつも競争しているのではないのです

私たちの多くは「Win-Lose」と「Lose-Win」の間を

行ったり来たりしています

「Win-Lose」で高飛車な態度に良心が痛むと「Lose-Win」になり

「Lose-Win」になって怒りやイライラが募ると「Win-Lose」に戻るのです

Win-Winを目指すための5つ側面

人格

誠実

誠実さとは自分自身に価値をおくことです

1−3の習慣で誠実さを育む必要があります

自分自身の価値観と一致するWinを理解し

自分自身と約束したことを守る必要があります

✔︎自分自身の約束を守り、他人との約束も守る

成熟

勇気と思いやりのバランスがとれていることです

自分の考えをしっかり言えないとLose-Winになり

思いやりがかけてしまうとWin-Loseになってしまいます

✔︎相手の考え方や感情に配慮しながら自分の気持ちや信念を言えること
豊かさマインド
この世にはすべての人に行き渡るだけのものがたっぷりあるという考え方です
たいていの人はこのマインドがなく
他人の成功を口では「おめでとう」といいながら、心の中で嫉妬しているのです
豊かさマインドを持つには1−3の習慣で個人としての喜び、満足感、充足感を得ていなければなりません
それがあって初めて他者の個性、望み、主体性を認めることが出来ます
人間関係

人格の土台が出来たら、その上に人間関係を築けます

Win-Winの本質は信頼です

信頼できない人にWin-Winの話を持ちかけられたら

詐欺だと思ってしまいませんか?

ここで大事なものが信頼口座です

信頼は普段の行動で少しづつ溜めていくものです

逆に行動によって失う特性もあります

浮気されると信頼がなくなりますよね?

ただ信頼が0でも諦めないでください

信頼が0になっても時間はかかりますが行動で少しつづ溜めていくことができます

✔︎普段の行動で信頼口座の貯蓄を増やしていく

 

協定

Win-Winを実行するための協定には

3の習慣で学んだ全面的なデリゲーションの5つの要素が大事です

✔︎望む成果
✔︎ガイドライン
✔︎リソース
✔︎アカウンタビリティー
✔︎評価の結果
システム

Win-WInの精神は勝ち負けの環境では絶対に育ちません

それを支えるシステムが必要です

社員教育、コミュニケーション、給与体系、情報管理など

すべてのシステムがWin-Winの原則に基づく必要があります

例えば医療現場に置き換えて考えるのであれば

給与体系に関して

2/3を自分の成果を基準にする

残りの1/3を研修医からの評価とする

そうなれば人材育成にもいい方向に働く

これだけであれば研修医の機嫌をとろうとLose-Winになってしまう

そこで研修医も

2/3は自分の成果を基準にし

残り1/3を上級医からの評価とする

こうすればWin-Winの考え方を共有して病院全体としてさらに良い次元に進むことができるのではないでしょうか

そしてWin-Winでなければ取引しないという選択肢も大切である

無理にWin-Winを探ると気がつけば単なる妥協となり次元の低いゴールを設定してしまうことになるからである

✔︎第3の案の存在を常に探す
✔︎Win-Winを目指すが無理に取引しないという選択肢も大切
プロセス

「Win-Lose」や「Lose-Win」の姿勢のままで

「Win-Win」の結果に到達することは出来ません

次の4ステップを踏むことが勧められています

1 問題を相手の視点に立って眺めてみる

2 対処すべき本当の問題点や関心ごとを見極める

3 どんな結果であれば双方が完全にうけいれられるのかを明確にする

4 その結果に到達するための方法として新しい選択肢を見つける

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

この習慣は第2の習慣の次に自分に響きました

そして圧倒的に自分に足りない点だと自覚しました

私たちの「聞く」姿勢はたいてい次の4つのレベルにあたります

レベル1 無視して話を聞かない
レベル2 聞くふりをする
「うん、うん」とあいづちを打つが中身は全く耳に入っていない
レベル3 選択的に聞く
話の部分部分だけを耳に入れる。3−4歳くらいの子供のおしゃべりには大人はたいていこんなふうにして付き合う
レベル4 注意して聞く
お金を出して参加したセミナーや講演会はこれの人が多いです

私はレベル2でした・・・

実はコビー先生はさらにレベル5があると教えてくれました

レベル5を説明する前に

聞く時にやってはいけないことをお伝えします

✔︎探る   自分の知りたいことだけ選択して質問する
✔︎解釈する 自分の経験を基にして相手の動機や行動を説明する
✔︎評価する 同意するか反対する
✔︎助言する 自分の経験から助言する
この4つをやってはいけないのですが

多くの人はこれをやってしまっているのです

自分の過去の経験「自叙伝」を語ってしまう迷惑な人になっています

レベル5 共感による傾聴

ここでいう共感による傾聴はその他の自己啓発本にあるような

「積極的傾聴」や「振り返りの傾聴」といったテクニックではありません

これらのテクニックは相手の言葉をオウム返しにするだけで

人格や人間関係の土台から切り離された小手先のテクニックにすぎないのです

共感による傾聴はまず相手の気持ちを本当に理解しようと聴くことです

共感して聴くことは信頼口座への預け入れにもなります

本当に理解しようとしても実際どうしたらよいか難しいと思いますので

スキル的なことにも触れています

このスキルにも4つの段階があります

レベル1 相手の言葉をそのまま繰り返す
レベル2 相手の言葉を自分の言葉に置き換える
レベル3 相手の気持ちを言葉にする
レベル4 相手の言葉を自分の言葉に置き換え、気持ちを言葉にする

息子と父の会話を例に考えましょう

「父さん、学校なんてもういやだよ」

レベル1の返答「学校がいやなんだね」

レベル2の返答「そうか、学校に行きたくないんだね」

レベル3の返答「なんだかイライラしているようだね」

レベル4の返答「学校に行きたくなくて、なんだかイライラしているようだね」

それではこれを踏まえたうえで

やってはいけない聞き方と共感による傾聴がどれほど違うか

父と息子の典型的な会話例を見ていきましょう

「父さん学校なんかもういやだよ、つまんない」
「何かあったのか?」(探る)
「全然現実的じゃないし、何の役にも立たないよ」
「父さんもお前の年頃にはそんな風に思っていたものさ。こんな授業は無駄だと思っていたが今は役に立っている。だから頑張れよ」(助言する)
「XプラスYなんて自動車の整備士になるのに役立つの?」
「自動車の整備士になるだって?冗談だろ」(評価する)

「冗談じゃないよ、友達だって学校をやめて整備士になって結構稼いでるし、その方が現実的だよ」
「今はそう思えるかもしれないが、その友達も何年か経てば学校に行っていればよかったと後悔するに決まっている。ちゃんと勉強して良い仕事を探さないとだめだろ」(助言する)
「ちゃんと将来のことを考えて整備士になったみたいだよ?」
「おまえは、学校で本当に努力したのか?」(探る、評価する)
「努力はしてきたよ。でも高校なんて無駄だね」
「立派な高校だから学校を信用しなさい」(助言する、評価する)
「他の友達だって僕と同じ気持ちだよ」
「お前を高校に行かせるためにどんだけ苦労したかわかっているのか、やめるなんて許さないぞ」(評価する)
「大変だったのはわかるけどほんとに無駄なんだ」
「テレビばかり見ていないでもっと宿題をしたらどうなんだ」(助言する、評価する)
「もういいよ父さん、これ以上話したくない」

よくありそうな話ですね

次に息子の心情に着目して見てみましょう

「父さん学校なんかもういやだよ、つまんない」(父さんと話がしたい。ぼくの話を聴いてほしいんだ)
「何かあったのか?」(関心を持ってくれた。いいぞ!)
「全然現実的じゃないし、何の役にも立たないよ」(学校のことで悩んでいる。落ち込んでいるんだ)
「父さんもお前の年頃にはそんな風に思っていたものさ。こんな授業は無駄だと思っていたが今は役に立っている。だから頑張れよ」(あーあまた父さんの自叙伝第3章だ。ぼくはそんな話がしたいんじゃない、洗いざらい話してしまいたいのに)
「XプラスYなんて自動車の整備士になるのに役立つの?」
「自動車の整備士になるだって?冗談だろ」(僕が整備士になるのは、父さんは気に入らないんだ。口腔を中退するのも気に入らないんだ。今言ったことを何としても認めさせないと)

「冗談じゃないよ、友達だって学校をやめて整備士になって結構稼いでるし、その方が現実的だよ」
「今はそう思えるかもしれないが、その友達も何年か経てば学校に行っていればよかったと後悔するに決まっている。ちゃんと勉強して良い仕事を探さないとだめだろ」(また父さんの教育講義が始まったよ)
「ちゃんと将来のことを考えて整備士になったみたいだよ?」(学校は中退したけど友達はおちこぼれじゃない)
「おまえは、学校で本当に努力したのか?」(これじゃ堂々廻りじゃないか。父さんがちゃんと聴いてくれさえすれば、本当に大切なことを話せるのに)
「努力はしてきたよ。でも高校なんて無駄だね」
「立派な高校だから学校を信用しなさい」(これはこれは、今度は信用の話か。何で僕が話したいことを話させてくれないんだ)
「他の友達だって僕と同じ気持ちだよ」(僕の言うことだって信じてよ)
「お前を高校に行かせるためにどんだけ苦労したかわかっているのか、やめるなんて許さないぞ」(おやおや、今度は罪悪感で責める気か。はいはい、僕は馬鹿なんでしょう。学校は立派、父さんも母さんも立派。そして僕は馬鹿息子ですよ)
「大変だったのはわかるけどほんとに無駄なんだ」(父さんにはわからないだろうね)
「テレビばかり見ていないでもっと宿題をしたらどうなんだ」(父さん、そういう問題じゃないんだよ!そんなんじゃないんだ!もう父さんには何も話さない。父さんなんかに相談しようとした僕が馬鹿たった)
「もういいよ父さん、これ以上話したくない」

どうでしょうか

自分が子供の時こんな心情を経験したことはありませんか?

それでは最後に共感による傾聴をみてみましょう

「父さん学校なんかもういやだよ、つまんない」(父さんと話がしたい。ぼくの話を聴いてほしいんだ)
「学校のことでずいぶん不満があるみたいだな」(そうなんだ。そんなふうに感じているんだ)
「そうなんだ。まるっきり現実味がないし、何も役に立たないよ」
「学校には何の価値もないと思っているんだな」(ちょっと待って、僕は本当にそう思っているんだっけ?)
「まあ、そういうことかな。本当に役に立つことなんか何も教えてくれないよ。友達なんかさ学校やめて自動車の整備士になったんだ。結構稼いでいるんだよ。その方が現実的なんじゃないかな」
「友達は正しい道を選んだと思っているんだね」(どうだろ・・・)

「まあ、ある意味ではそうかな・・・実際、もうお金を稼いでいるんだし。でも何年かしたら、後悔するんじゃないかな」
「友達は間違っていたと感じると思うんだね」
「きっとそうだよ。だってさ、友達が投げ出したものはすごく大きいんじゃないかな。ちゃんと勉強しとかないと社会に出て困るだろう?」
「そうだな、教育は大切だと考えているんだね」
「そうだよ、高校も出てなくて、就職もできない。大学にも行けないことになったらどうすりゃいいのさ。やっぱりちゃんと勉強しなきゃだめなんだよ」
「教育はお前の将来に重要だと考えているんだ」
「うん、そうなんだ。それでね・・・ぼく今すごく困っているんだ。ねえ、母さんには言わないでくれるかな?」
「母さんに知られたくないんだね?」
「うーん、そういうわけでも・・・まあ、話してもいいよ。どうせばれるどろうし。今日さ、テストがあったんだ。読解力のテスト。そしたらさ、僕の成績じゃ小学校4年生のレベルらしいんだ。4年生だぜ。高校2年生なのに」
「父さん、僕落第しちゃうよ。落第するくらいなら中退したほうがマシだよ。でも学校をやめたくないんだ」
「つらいな。どうしていいかわからないんだね」
「父さん、どうしたらいい?」

本心から理解しようと思って聴くとこんなにも違ってきます

✔︎まずは心の底から相手を理解することから始めよう
✔︎共感する時は相手の言葉を自分の言葉に置き換え、気持ちを言葉にしましょう

第6の習慣 シナジーを創り出す

第6の習慣は4、5の習慣を経て自分と相手の違いを認め

妥協ではない第3の創造案を創り出すことです

シナジーとは1+1=2ではなく

1+1=100いやもっとそれ以上を期待できる効果です

現実には妥協点を見つけて1+1=0.5となるケースが多いです

妥協点ではなくWin-Winで学んだ第3の案の存在を探し

家庭、ビジネスなどにおいてシナジーを生み出すよう心がける必要があります

シナジー
これまでの習慣を基に妥協ではない一人では達成するこの出来ない第3の案を創造

第7の習慣 刃を研ぐ

最後の習慣は自身の価値を維持し高める習慣です

次の4つをバランスよく鍛える必要があります

✔︎肉体
✔︎精神
✔︎知性
✔︎社会性

この4つを鍛えることは第3の習慣で考えた第2領域に入ります

肉体

週に3-6時間は運動しましょう

理想的な運動プログラムは自宅でできる方がよいです

そして以下の3つを鍛えましょう

持久力:最大心拍数(220-年齢)の60%程度になる運動が理想

柔軟性:運動前後でのストレッチ

筋力:腕立てや腹筋など

精神

祈り・瞑想など

日本人の場合はあまり宗教の信仰がないので

公園を散歩して自然の中でリラックスするのが現実的ですかね

知性

読書をしましょう、まずは週に1冊から始めましょう

テレビは1日1時間まで(厳しい・・・)

ある調査では週に35-45時間テレビに時間を費やしているようです

第4の領域を減らしましょう

社会性

信頼口座が減っている人とコミュニケーションをとり

信頼関係を気づいていきましょう

まとめ

この本に出会えて本当によかったと思っています

私はまず妻の話を聴く時にスマホを置くことから始め

「オチはなに?」と関西人特有の考えを封印し

なるべく理解しようと心がけ始めました

朝が弱かったので時間を作るべく徐々に起きる時間を早めています

今週末にはミッション・ステートメントを作成し始めたいです

週に1冊読書をすることも目標にしています

また良い本に出会えばレビューしたいと考えています

誰かの読むきっかけになれば幸いです

最後までお付き合い頂きありがとうございました

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