【説明0秒!驚異の「紙1枚!」プレゼン】プレゼン・自己紹介が苦手な人必見です【レビュー】

レビュー
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わ・わ・わたしは○○大学出身です・・・(自己紹介が苦手)

研修医

腹痛で来院されてレントゲン、採血はやったんですが、問題なくて、腹痛は3日ほど前から始まって・・・(プレゼンが苦手)

 

みなさんもこんな悩みを抱えていませんか?

または気づいていないだけで周りから下手だと思われていませんか?

 

実は私も苦手です

 

私は小児科として普段働いていますが

紹介状がスマートな人

こどもの受診理由を的確に伝えてくる親御さんをみると

いつも尊敬してしまいます

 

そんな中

講演会をする機会が与えられました

そこで手にしたのが今日ご紹介する

驚異の「紙1枚」プレゼンの本でした

 

著者は自動車メーカーで有名なトヨタで働いていた方です

トヨタでは伝統的に紙1枚でプレゼンする文化があるようです

非常にタメになったのでレビューさせていただきます




【説明0秒!驚異の「紙1枚!」プレゼン】プレゼン・自己紹介・企画書の作成が苦手な人必見です【レビュー】

ペーパーレス化の時代だからオワコン?

 

結論からいうと

むしろペーパーレスの時代だからこそ役に立ちます

 

重要なキーワードは

「思考整理」

 

「思考整理」=「情報を整理」+「考えをまとめる」

 

今後テレワークの普及により

「ある力」がドンドン身につかなくなります

 

「ある力」=「考え抜く力」

 

ここで「紙1枚にまとめる」という制約が大事になってきます

余計なことを書く=スペースが足りなくなる

つまり必然的に考え抜かなければならなくなります

*某漫画でも「制約」があると念能力が強くなるように

「制約」は時としていい働きをしてくれます

 

考え抜くことで重要なことが浮かび上がり

考え抜くことでプレゼンする言葉が研ぎ澄まされ

そして考え抜いた言葉には説得力が生まれるのです

 

あなたの発言に説得力はありますか??

 

トヨタにおける「紙1枚」プレゼン

(引用:驚異の「紙1枚」プレゼン)

 

特徴
「紙1枚」にまとまっている

「枠=フレーム」で囲われている
「テーマ」が各枠の上部に記載されている

「紙1枚」にまとまっている

こちらは先程述べたように

「紙1枚」という制約があるおかげで

考え抜くことができるようになります

 

「枠=フレーム」で囲われている

人間には「空白を嫌う」性質があります

この性質を利用することで

条件反射的に

「なんとかして埋めたい、何を書いたら良いのだろう?」

と考えるようになり

結果として考えがまとまりやすくなります

「テーマ」が各枠の上部に記載されている

「テーマ」という制約を設けることで

枠内にテーマと関係ないことを書くことが出来なくなります

つまり書く内容の取捨選択を行う必要があります

取捨選択を行うためには「考え抜くこと」が必要となります

ここでも考え抜く力が養われます

 

「紙1枚」で考え抜く〜実践編〜

A4サイズの紙を縦横半分ずつに折り線を引きます

さらに半分ずつ区切ります

図のようにテーマを書きます

2分間で左側に賛成の理由を埋めて下さい

 

埋まりましたか?

 

それでは2分間で右も同様に理由を埋めてみて下さい

次に賛成理由と反対理由の中から

特に重要と感じたものを最大3つまで○で囲いましょう

改めて左右の理由を見比べて自分の立場がどちらかを考えましょう

 

この1枚を元にもうプレゼンができます

 

「私は副業に賛成です、理由は3つあります。1つ目は新たにやりがいを発見できる可能性があるからです。人生は一度きりなのでやりがいを感じる仕事を継続的に行っていきたいと考えています。2つ目は新たなコミュニティーとのつながりです。普段は医療関係者とばかり繋がりますが、副業の世界にふれることで新しい社会とつながり刺激を受けることが期待できます。3つ目としては今より生活にゆとりができれば家族含めて人生をより謳歌することができると思うからです」

 

どちらか一方の理由ばかり埋まってしまった場合は

偏った考えになってしまいバランスの取れた思考ができていない可能性があります

反対側の情報を集めることで新たな気付きが得られる可能性が出てきます

 

両方とも埋まらなかった場合は

「考えるための情報が不足していること」を意味します

なんとなくわかっているつもりが

実は全く理解していなかったことに気がつくことができます

 

「紙1枚」で考え抜く〜自己紹介編〜

突然ですが今から30秒で自分の仕事内容に関して説明して下さい

 

私の場合

「私は小児科をしています。小児全般を見ていますが、アレルギーが得意です・・・」

 

自分で書き起こして恥ずかしくなるくらいの説明しかできませんでした・・・

 

試しに2分間でキーワードをあげてみました

ここからどのように話せば伝わりやすいか考えてつなげていきます

こちらの1枚を参考にして小児科の仕事を説明すると

私は小児科をしています。小児科は日中の外来から夜間の当直対応さらに入院が必要なお子さんの診療も行います。また病気のお子さんだけでなく赤ちゃんの乳児検診や予防接種と行った業務も行っています。私は小児科の中でアレルギーを得意としていますので花粉症の治療や食物アレルギーと行った分野の患者さんが多いです。また未来の小児科を増やすため、研修医を指導する教育という重要な役割も担っています。

まだまだですが先程よりは良くなったと思います

 

さらにここで3つのキーワードを表に加えることで

 

劇的に変化します

 

3つのキーワード
「Why?」「 What?」「 How?」

こちらを元に再度2分間埋めていきます

これを踏まえてもう一度プレゼンしてみます

私の職業は小児科医です。
小児科を目指した一番のきっかけはお子さんの体調回復を自分のこと以上に喜ぶ両親の姿を見たことがきっかけです、また赤ちゃんの時から長ければ高校を卒業するまで成長を見届けることができることも魅力的に感じました。また成人とは違い循環器科、消化器科と細分化されておらず全部の病気を診察したいと思ったからです。(こちらは小児科になってから若干認識が間違っていたことを理解しました、大人でも総合診療科というものがありますし、小児でも小児循環器、小児神経など専門病院では分かれることが多いです)
小児科の仕事内容は体調が悪い入院治療が必要なお子さんから夜間急に体調が悪くなったお子さんの対応まで行っています。体調が悪いお子さんだけでなく、元気な赤ちゃんの検診や予防接種も行います。またお子さんの診察だけでなく、急変時の対応として親御さんに心肺蘇生やアナフィラキシーの対応なども教えています。
最後にどうやって小児科になったかですが、医師を目指したきっかけは高校3年生の時に家族が病気で苦しむ姿を見て夏休みから本気で勉強しました。大学卒業後は2年間の初期研修として外科や内科といった様々な分野の診療科を研修しました。その後3年間後期研修として小児科を勉強し小児科になりました。
一般的な小児科の話をするのではなく
私自身の小児科像を伝えられている気がします
このようにテーマを変えれば色々なことに応用できます
重要なことはパソコン上で打ち込むのではなく
実際に紙にボールペン(3色)で書いたほうが効果的です
またを使い分けていることに気がついたでしょうか?
これにもちゃんとした理由があるのですが
気になる方は是非本書を読んでみてください。
私も一旦紙に書いたものをパソコンに打ち込んでいます
「紙1枚」での「思考整理」は紙とペンで行うのが良い

「紙1枚」プレゼンができれば資料の9割は完成

(引用:驚異の「紙1枚」プレゼン)

先程のように紙1枚に思考整理ができれば

後は枠組みに当てはめるだけで資料が完成します

(引用:驚異の「紙1枚」プレゼン)

会社によってはパワーポイントでのプレゼンが必要なケースもあると思います

 

我々医療者の発表は基本パワーポイントです

 

パワーポイントの雛形も本書の最後についているので

紙1枚で思考整理さえできれば9割完成です

 

本書の中ではさらに

パワーポイントでより効果的なプレゼンができる方法

プレゼンの練習法

1枚プレゼンの先にある0枚プレゼン

と非常にタメになることが書かれていました

 

この本を手がかりに講演会を無事成功させたいと思います

 

 

 

 

 

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